2005年 1月21日   VOLVO エステート

ピッチレスコート


/拡大写真で見る

剥離塗料と安定接着塗料の解説

 

洗剤洗いで劣化した車の塗装を修復するお手入れ 洗剤洗いで劣化した車の塗装を蘇らせるお手入れ

この頃は見てのスポンジがピッチレスコートに適しているので使っていましたが残念ながら生産終了になりました。

生産終了の理由は簡単なことです。
ソリッド塗装が少なくなったので採算が合わなくなったのでしょう。
主に水垢落としやくすみ落としに向いているスポンジだったので言うならば時代の流れですね。


今現在は黄色い丸スポンジになっています。

黄色い丸スポンジは、このVOLVOと同じ仕上げ以上の事が出来ます。
水垢、くすみ落としをした後に、黄色い丸スポンジは広い面積の 「薄塗りライト仕上げ」 にも使えますから便利です。

以前のスポンジが生産終了になって更に使い勝手良い便利なスポンジに巡り合えたことで今ではラッキーだと思っています。
黄色い丸スポンジもピンク色の角スポンジ共に上手く使い分けましょうね。

スポンジに関しての参考までにお伝えしました。


洗剤洗いで劣化した車の塗装を復元するお手入れ 洗剤洗いで劣化した車の塗装を復活させるお手入れ

くすみを取り除くと見てのように赤色塗料がスポンジに付きました。

ご覧の皆さんはピッチレスコートが塗装を削ったから塗料が剥がれ落ちてスポンジに付いたと思ったことでしょう (笑)
ところが、そうではないのです。

スポンジに付いた塗料は既に劣化して剥がれ落ちる状態になっているものです。
言うなれば塗装の一番上の表層がダメになっていると言う事です。

それとも粉末のようになって塗料としての成分が壊れている状態と言えば解りやすいでしょうか。
更にもう一つの例えで言うならば、潤いが無くなりカサカサ状態になった粒子が表層に残っていたと言えば理解できますか。

どちらにしても早かれ遅かれ剥がれ落ちてしまう必要のない塗料になります。 


洗剤劣化で色褪せた車の塗装に対処するお手入れ 色褪せた洗剤劣化の塗装を蘇らせる車のお手入れ

 スポンジに塗装色の塗料が付いても問題なく仕上げを続けます。

その理由は、不要になった表層の塗料が取れただけのことですから気にすることはありません。
劣化して不要になった表層の塗料だけがスポンジに付くだけで、劣化してない表層下の塗料はピッチレスコートが染み込み圧着します。

圧着とは潤いが無くなった塗料にピッチレスコートが染み込み潤いを与えることで塗装を強化出来るということです。
そして表層である表面にピッチレスコート独特の保護膜ができることで劣化防止に役立ちます。

スポンジに付くような劣化した塗料は車のボディには必要無いものだと思って下さいね!


では一つ、簡単な例え話をしますね。

女性の肌は男性よりも遥かにデリケートなので車の塗装に例えて 「人顔」 で解説させていただきます。

夏であれば、汗とホコリを含む物質と紫外線で人肌がカサカサになります。
冬であれば、乾燥とホコリを含む物質と紫外線で同じく肌がカサカサになります。

要はオールシーズンを通して肌がダメージを受けていることになります。
そこでクレンジングですね・・洗剤で顔を洗うということです。

ただ顔を洗剤で洗うと肌が突っ張ります・・潤いが無くなった証です。
そこで肌に潤いを与えるのに 「クリーム」 などの保湿剤を使ってガードすることになります。


人が特殊なのは洗剤洗いをしたままでも少し時間が経つと顔の突っ張りが無くなります。
それは 「皮脂」 が潤いを肌に与えるからです。

これが車の塗装なら洗剤洗いをすると塗装表面に洗剤膜が残りダメージになるだけです。
人肌のように自然と皮脂が湧き出てきて潤いを与えるような自己補修が車には出来ませんからね。

そのような車の洗剤膜を中和したりダメージを取り除くのに必要なのが潤いケアです。
その役目が車で言えばピッチレスコート仕上げです・・女性の場合は 「乳液やファンデーション」 がその役目ですね。

劣化した塗料は人肌で言うなら不要になった 「隔膜・皮脂」 と思えば納得されるのではないでしょうか。
車の場合は人と違い潤いを切らさない手入れが必要と言うことですね。

それが定期的なアフターケアになります。 


色褪せた洗剤劣化の赤色塗装を蘇らせる車のケア 色褪せた洗剤劣化の赤色塗装をメンテナンス・ケア

ボンネット半分の一部を所々ピッチレスコートで仕上げただけで、写真に見えるくらいの劣化塗料がスポンジに付きました。
こんな状態を目にしたら初体験や、この様な経験の無い人の場合は驚くことでしょう (笑)

まるでピッチレスコートが塗装を剥がしているかのように思えますからね (笑)
ピッチレスコートを使っても塗装が剥げることが無いのでスポンジに付着した塗料は気にせずに継続して仕上げます。


えぇ~、 大丈夫なの~?・・っと思われたことでしょうが、この様な状態の車は多いですよ。

この資料写真はVOLVOですが、フェラーリ、ランボルギーニも同じ状態の仕上げを数え切れないくらいに今までして来ています。
洗剤洗いを長年続けるとソリッド塗装はこうなりますからね。

車は車ですからスーパーカーであっても洗剤洗いを重ねると同じようになるということです。
どんな車でも塗装に適したケア用品を使った潤い仕上げが必要ということですね。

自分で言うのもなんですがハッキリ言ってピッチレスコートはズバ抜けて優秀なケア用品ですよ。 


色褪せた洗剤劣化の塗装をメンテナンスする方法 色褪せた洗剤劣化の塗装をメンテナンスするコツ

劣化塗料が取れてスポンジに付いたとしても塗装は見ての通りです。
深みの色艶に仕上がっているのと保護膜が形成出来る事で劣化防止になります。

今現在はソリッド塗装の車種が少なくなりましたが旧車やソリッド、そしてこの様な状態の人はピッチレスコートですよ。
くすみ除去を終えるとアフターケアとして使えるのがピッチレスコートです。

アフターケアは 「薄塗りライト仕上げ」 になりますから手間要らずの仕上げが簡単に出来るようになります。
女性でも疲れない仕上げ方なので便利で楽な愛車の手入れ方法であって維持方法になります。

試してガッテン!・・継続維持でガッテン!・・参考例でガッテンして下さい。 


色褪せた洗剤劣化の赤色塗装をメンテナンス・ケア

今夜はここまでの仕上げになります。

続きは翌22日の仕上げでスカ~ッとバッチリ仕上げをご覧下さい。
色艶復元、そして深みある輝きに蘇りますよ。

さぁ~銭湯に間に合うように帰り、そして湯上りのビール (笑) 


~ スポンジに付く劣化塗料は気にすることなく取り除きましょう ~

元のページに戻る

 
copyright(C) 1989/AKIcarwash磨き道場 All rights reserved.