2005年 1月20日   VOLVO エステート

P8コート


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色褪せた黒色バンパーの復元仕上げ

 

洗剤劣化で色褪せた車の黒色バンパーのお手入れ

洗剤を使った洗車後に水洗いをすると、まるで洗剤が落ちたかのように誰もが思う事でしょう。

ところが、そんな簡単に洗剤膜は車のボディから水で流れ落ちませんよ。
薄い膜になってもシッカリと残っているのが厄介なところです。

車のボディで言えば塗装ですね、そしてパーツ類に残ると紫外線の影響もあり劣化を早めます。
塗装が白っぽくなったり、ヘッドライト、特に黒の樹脂バンパー、テールランプ、パッキンなどが同じように
白っぽくなってくすんだりするのは洗剤膜が原因と思って下さい。

特に泡立て洗いの機械洗車というのは便利でしょうが、愛車を美観維持する方々は機械洗車を避けます。
愛車の塗装やコーティング膜にダメージを与える手入れになる事をよく理解されているからです。


写真で見るように、ここまで黒色樹脂バンパーが劣化しているとP8コートを使って手入れをしても
簡単には黒々と蘇らせる事が難しいのが実情ですし、復元できない場合も多々あると思って下さい。

でも最初から想像だけで無理だと諦めるよりは、同じ諦めるにしてもP8コートでチャレンジしてから諦めましょう。
その方が納得できる諦め方になりますからね。


上に見る写真はP8コートを塗り伸ばした直後の写真です。
けっこう黒々となっているでしょ ・・ ところが塗りたての状態に騙されてはイケナイ訳です!

塗りたては黒々をした状態になりますが少し時間が経てば斑になったり、白くなったりしてムラになります。
その理由は、劣化した素材がP8コートを吸い込んで表面に潤いが無くなった訳です。

それが下で見る写真です。
この様に素材がP8コートを吸い込む状態の場合は、仕上げを何度も重ねるという根気との戦いになります。


色褪せた車の黒色バンパーを蘇らせるお手入れ方法 色褪せた車の黒色バンパーを元色に復元する方法
/ 一度P8コートをスポンジで塗った状態 / 二度目の仕上げの状態


 / 上の写真と比べると黒くはなりましたが綺麗な色合いには整っていません。
潤いが無い素材にP8コートが吸い込まれるからです。

 / バンパーの右側から左側に向かってP8コートを重ね塗りしています。
これだけ黒色が濃くなりました。


素材がP8コートを吸い込むような状態の場合は、重ね塗りを繰り返してP8コートを染み込ませる仕上げ方をします。
それが色合いを整える仕上げ方になります。

ただし、かなり劣化した状態の場合は、綺麗な状態にまでならない事もあります。
P8コートを使ったからと言ってどんな状態でも復元できたり蘇らせることが出来るとは思わないで下さいね。

でもP8コートを使わないよりは使った方が現状よりも好転する事になりますから試す価値はありますよ。
為せば成る!・・為さねば成させよう!・・で重ね塗り仕上げにトライしてみましょう。

根気!根気の手入れですよ!


色褪せた車の黒色バンパーを黒々に復元するコツ

一番上の写真と比べると、かなり黒々と蘇っているでしょう。
でも安心できないのがP8コートを吸い込む素材だということです。

P8コートを塗って黒くなったからと思って他の部分を仕上げている少しの間に、この黒々とした状態が
薄くなってムラになっているという事が多々あります。

仕上げ慣れしてない人の場合は 「えっ? ・・ どうして?」 となる事でしょう 。
そんな場合はP8コートの塗り攻めで色褪せを攻略しましょう・・攻めて、攻めて、攻め倒しましょう (笑)


この様な黒色バンパーのスポンジ仕上げも 「縦 ・ 横 ・ 円」 を描く塗り伸ばし方になります。
四方八方からP8コートを染み込ませる重ね塗りの仕上げ方をします。

写真に見える黒色スポンジは、今はピンク色のスポンジになっていますが同じ物ですよ。
 


洗剤劣化で色褪せた車のバンパー復元のお手入れ 白っぽく劣化した車の黒色バンパーを蘇らせる仕上げ

フロントバンパーでもP8コートを回塗ると、ここまでの黒色になりました。

ヘッドライト下の塗装部分 「ワイパーの付け根がある部分」 と黒色バンパーの隙間を見ると、黒色バンパーの端が
白っぽくなっているのが見えますが、これは仕上げ前の色褪せた状態です。

この様な狭い部分の隙間にスポンジ塗りが出来ない場合は 「歯ブラシ又は筆」 を使ってP8コートを塗り込みます。
すると隙間の奥まで綺麗に整った黒色仕上げが出来ますよ。
 


白っぽく劣化した車の黒色バンパー復元仕上げのコツ

この様に段差になって溝や隙間の仕上げには歯ブラシを使ってP8コートを塗り込みます。
溝の底や隅々までクッキリした黒色仕上げが簡単に出来ます。

P8コートでスポンジ塗りを繰り返すと色褪せて白っぽくなっていた黒色が徐々に黒々した元色に蘇ってきます。
素材がP8コートを吸わなくなると整った黒色になってきますから根気で仕上げを重ねるだけです。


一度の仕上げで完璧を求めなくても数日に分けて仕上げるのもP8コートを素材に吸い込ませる
仕上げ方になりますからお試し下さい。

この日の20日はP8コートを回塗った仕上げです。
20日(回)、 21日(回)、 22日(回)と日に分けて仕上げています。

仕上がりが下の22日の写真です。
 


白く劣化した車の黒色バンパー修復仕上げの方法

黒色バンパーを仕上げるのに3日も掛かるの?・・と思われましたか (笑)

20日はP8コートでタイヤと黒色バンパーとドアモールを回塗りの仕上げを行っただけです。
それと、ピッチレスコートでホイールを仕上げただけです。


では誤解のないようにお伝えしておきますね。

写真を見ると毎回の仕上げが夜というのがわかりますね。
昼間は固定客の仕上げがメインですから、その仕上げが終わってからの帰りに立ち寄って仕上げている訳です。

時間程度に分けての仕上げですから日を要した訳です。
20日に回、 21日に回、22日に回と回数を分けてP8コートで仕上げています。

仕上がり状態がこの写真の日付にあるように22日です。
P8コートで重ね塗りを繰り返してここまで蘇らせることが出来ました。


では、日目の仕上げとしてメインになるくすみ落としに進みましょう。
 

~ 黒色素材の状態に選ってはP8コートで繰り返しの重ね塗り仕上げをします ~

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