2019年 10月4日     FERRARI 360 MODENA


ピッチレスコートで仕上げる参考例



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塗装に垂れ付いた錆を取り除く

 

車の塗装に磨き傷が入らない錆落としが出来る方法

 ボディは手入れが出来ている状態でした。
 コーティングをしてあるボディですが、細かな洗車傷が入るのは仕方が無いことです。
 いくらコーティングをしてあっても手入れを重ねると保護膜の違いで細かな線傷が増えてゆきます。

 今回は、そのような細かな洗車傷や磨き傷を目立たなくする仕上げをピッチレスコートで行っても
 写真に写り難い状態だったので見ての錆垂れを取り除く仕上げをご覧下さい。


車の塗装を傷めない錆落としが出来る特殊なワックス

 コーティングにワックスを使うとコーティング膜が取れますよ ・・ と言われて致し方なく
 水洗いだけで維持されたことで細かな線傷が入ったのでしょう。

 水洗いのアフターケアだけでは、見てのような錆を取り除く事はまぁ~無理でしょう。
 そしてコンパウンドのような研磨剤を使うと擦ったところだけ傷になったり、色褪せしたりしますから
 放置状態だったと思います。

 こんな時の対処方法はピッチレスコートの出番となります。
 塗装を削るような仕上げ方にはならないので塗装が色褪せたり、擦り傷になって白くぼやける
 ようになる事がありません。

 ではピッチレスコートで仕上げて見ます。
 ただし、ピッチレスコートを使えば必ずどんな汚れも、錆も取り除けると言うことはありませんよ。
 試してみないと判らないのが実情です。
 でも試しても傷になったりすることが無いので試す価値はある手入れになります。


 仕上げ方は、スポンジの角端にピッチレスコートを付けて人差し指と中指で押さえながら擦ります。
 ゴシゴシと押さえて力任せに擦る仕上げ方はしません。
 軽く撫ぜて、まずはピッチレスコートの保護膜を作ります。
 スポンジで2~3回撫ぜると保護膜ができますから簡単なことです。

 保護膜が出来ると擦り傷が入るのを防いでくれます。
 便利な保護膜効果です。
 それから少し押さえ気味にしてスポンジで撫ぜる仕上げ方を繰り返します。
 徐々にピッチレスコートが錆に染み込んでゆきますから少しづつ取れてきますよ。

 無理に擦らない仕上げ方が基本です。


車のコーティングを傷つけずに錆落としが出来るWAX

 この仕上げの場合も必ず 「縦 ・ 横 ・ 円」 を使いながらスポンジ撫ぜします。
 その理由は、付着している錆の部分にも必ず弱く付着しているところがあるからです。
 そこからピッチレスコートを染み込ますように 「縦 ・ 横 ・ 円」 を使って仕上げるようにする訳です。

 弱い部分を探りながら進めて行く仕上げ方ですね。
 すると思わぬ効果で錆が落ちてきますよ。
 落ちるものは落ちるし取り除けます。
 無理なものは取り除けません。

 取り除ける錆もあれば、取り除けない錆もあるということです。
 それと錆が塗装を変色させている場合は、錆は取れても変色の復元は無理な場合が多いのも現実です。
 でも落ちたら儲けものと思ってピッチレスコートで試す価値はありますよ。


 ちなみに鉄粉落としも同じような要領の仕上げ方になります。
 でも鉄粉落としにもピッチレスコートを使った色々な落とし方があるので状態に選りけりです。
 参考までにご記憶下さい。 


車の塗装に付いた錆落としに効果を発揮するWAX

 この錆び垂れは簡単に落ちました。
 この距離だと仕上がった部分の状態が判り難いですよね。
 そこでいつもの恒例のドアップ写真です。

 下の写真で仕上がり状態をご覧下さい。 


車の塗装を削らずに錆落としができるピッチレスコート

 一番わかりやすいアングルでお伝えします。
 黒いムルシエラゴが映り込んでいます。
 その左上を見ていただくと点〃と垂れた錆が見えます。
 この錆びを取り除いたのが下の写真になります。 


車の塗装が色褪せしない錆落としが出来るワックス

 いかがでしょうか。
 長い線になって滴り落ちていた錆が無くなりました。
 そして塗装もクッキリした状態で仕上がっています。

 研磨剤とは全く違う仕上げが出来るということです。
 おまけにコーティング膜のメンテナンス ・ ケアも同時にできるので便利に勝る便利モノなのが
 ピッチレスコート効果になります。

 塗装が色褪せたり、削ったような白いモンモンが全く無いでしょ (笑) 

ピッチレスコートを使う錆び除去は塗装に害のない仕上げが出来ますよ

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