2003年 5月15日     Dino 246gt


ピッチレスコート


フェラーリ・ディノ246を参考に見る色ムラの原因

区分別け無しの仕上げ参考例

仕上げ慣れしないと色ムラが出る仕上げ方になります

 

22日の仕上げによって綺麗な状態なので仕上げた部分とまだ仕上げて無い部分との違いが
判り難いと思いますが若干くすみがある状態です。

若干のくすみとは、ここは車の出し入れを頻繁に行っているので排ガスなどの油膜が積もります。
この様なくすみが有るか無いかのチェックは、先ずスポンジにピッチレスコートを一付けして
軽くスポンジ撫ぜして色の変化を確認します。

くすみが有る場合は鮮やかな深みの色に即変化します。
仕上げた部分と仕上げて無い部分とを見比べるとよ~く判りますよ。


ちなみに、くすみが無い状態の場合でも
ピッチレスコートで仕上げると保護膜効果で塗装の質感がマッタリ変化します。
この質感がまた何とも言えないくらいに気持ち良いのがタオル拭きの感触で実感できますよ。

まるで高額料金のコーティングを施したような質感になりますからね。
コーティング施工をしてないボディでもコーティングを施したような質感になるのでタオル拭きで確認して下さい。

コーティング施工車の場合は更に上質の質感に変化しますからその辺りもタオル拭きで確認下さい。
コーティング膜のメンテナンス ・ ケアが簡単に出来ますからね。

ではピッチレスコートで仕上げて行きましょう。


フェラーリ・ディノ246を参考に解く色ムラになる原因

ちょうど蛍光灯の光りが映り込んで消えている真ん中部分を
上に見えている黒角スポンジの手前までをピッチレスコートで仕上げます。


フェラーリ・ディノ246で解く色ムラになるワックス掛け

まず始めに 「円」 だけを描きながらピッチレスコートを塗り進んでいます。
Dinoのエンブレムがある方向からフロントガラスに向かって 「円」 を描いています。

黒角スポンジの手前でDinoのエンブレム方向に折り返しますが
この時に今しがた描いた 「円」 に 「半円」 を重ねてスポンジ塗りをして行くと隙間の無い仕上げ方になります。

隙間が生じていると色ムラの原因になるので二度手間仕上げを避けましょうね。


フェラーリ・ディノ246で解説するワックス色ムラ原因

「円」 を描いて仕上げ終えると次は 「縦 ・ 横」 のスポンジ撫ぜを行います。
この資料写真ではDinoのエンブレム方向からフロントガラスへ向かって 「縦」 を使ってスポンジ撫ぜしています。

「円」 を使って塗り終えたピッチレスコート膜が 「縦」 に伸びる事で更に隙間が埋まります。


旧車で解説するワックス掛けで色ムラになる原因

ここでは 「横」 を使った撫ぜ方でスポンジを左右のフェンダー方向へ往復させています。
これで更に隙間を埋める事になるので色ムラ防止効果に優れたスポンジ塗りの仕上げ方になります。

「円」 を描いた場合は隙間が台風の目のように真ん中部分に空白が生じます。
その隙間を無くすのが 「縦」 であって 「横」 を使ったスポンジ撫ぜということになる訳です

隙間を無くすのに念には念の如く 「縦 ・ 横」 を使うという仕上げ方です。


旧車ディノ246を参考に学ぶワックス掛けの色ムラ

真ん中部分の色艶が変化したのが判りますか?
この状態はピッチレスコート膜がまだ残っている状態なので完璧な仕上がりではありませんよ。

ではこの残っているピッチレスコート膜を取ってクッキリした状態で仕上がり確認できるようにしましょう。


旧車ディノ246を参考に学ぶワックス色ムラの原因

タオル拭きで最終仕上げをする前にスポンジを使った仕上げ方でピッチレスコート膜を取り除きます。

これが俗に言う 「スポンジ戻し」 です。
資料写真と共に文章でよく出て来るあの 「スポンジ戻し」 がこれです。

写真にあるように二本の指先をスポンジに乗せています。
これくらの力加減でスポンジを滑らせると簡単に残っていたピッチレスコート膜がほとんど無くなります。

スポンジにピッチレスコート膜が戻って来ることで 「スポンジ戻し」 と表現しています。
残っていたピッチレスコート膜が無くなる事で仕上げている部分のチェックが出来るようになります。

タオルで拭き取らなければ仕上げている状態が判らないというのではなく
タオル拭きをする前に仕上がり状態が確認できるので便利な仕上げ方になります。

スポンジ戻しは仕上げに役立つ超便利技になります。


車の手入れで色ムラになる原因を知る参考資料

上の写真にあるような軽い力加減でスポンジを滑らせています。
指に隙間が無いように揃えながらスポンジに乗せて滑らせるとスポンジ面も均等に接着できます。

反対にスポンジを押さえるとせっかく戻って来たピッチレスコート膜を押しだすことになります。
スポンジ戻しは力を極力抜く仕上げ方です。

仕上げている部分にピッチレスコート膜が無くなりクッキリした状態が確認できれば
タオル拭きはササっと回数拭く程度で仕上げ終了となります。

スポンジ戻しは超便利で役立つ仕上げ方になりますから大いに多用下さい。
この資料写真ではまだタオル拭きを行ってない状態です。

まるで仕上がったかの様でしょ (笑)


車のワックス掛けで色ムラが出る原因を知る参考例

スポンジを使った手掛け仕上げでこのようになるからピッチレスコート ・ ケアが面白い訳です。

旧車を参考にWAXで色ムラになる原因を知る資料

Dinoのエンブレムから左側に線状の磨き傷が見えています。

ライトに照らされて浮いて見えていますね。
この線傷は完全には消せませんがかなりの状態まで目立たなくは出来ますよ。

ピッチレスコートには研磨剤が入って無いので汚れや傷を削り落とすということが全くありません。
よって何度も同じ塗装、同じコーティング施工膜に使えます。

色褪せ、剥離などが全く生じない愛車ケアができるということです。

ここではスポット仕上げでご覧頂いておりますが何年、何十年と同じ車を手掛けている
継続仕上げの参考資料が実証しておりますからご覧下さい。

同じ仕上げが誰にでも簡単に出来るのがピッチレスコートを使った愛車ケアですよ。

元のページに戻る

 
copyright (C) 1989/AKI carwash磨き道場 All rights reserved.